Noriko Kita (Markins Ball Head)


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テーマ
紅葉を求めての東北旅
撮影者
写真家 喜多規子
撮影日付
2020年11月
撮影場所
山形県小国町
撮影機材
マーキンス
Q10i-RD 自由雲台
PLV80170 汎用 L-プレート セット
PL-55 レンズプレート
オリンパス
OM-D E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
ジッツオ
GT3532LS システマティック
レビュー
写真家 喜多規子
喜多規子 (きたのりこ)
東京都在住。東洋英和女学院大学卒。
写真家、前川彰一氏に師事。
アマチュア時代、多数のカメラ誌のコンテストにて連続で年度賞を受賞し2019年よりフリーの写真家として活動を始める。
同年、写真集『 MOMENT 』(文一総合出版)を出版。
公益社団法人 日本写真協会会員
- 写真展 -
2019年
『 MOMENT 』
 富士フイルムフォトサロン 東京/大阪/福岡/名古屋/札幌
2020年
『 栞―four seasons― 』 オリンパスプラザ 東京/大阪

ウェブサイト: www.norikokita.com
三脚に初めてマーキンスの自由雲台Q10i-RDを装着して山形県小国町へ撮影に出かけてきました。
多くの写真家がマーキンスを愛用されているので気にはなっていたものの、長年重い3ウェイの雲台を使っていました。 カメラが小型・軽量になったのに、雲台がそのままではバランスが悪いとは思い今回の導入に至りました。
まずジッツオの三脚に装着して持ってみた第一印象は軽くなったということ。 しかし軽いだけではなく、耐久性にも優れているのがマーキンスの自由雲台の特徴です。 また自由雲台というとノブの締め付けを緩めた瞬間に機材がガクッと下に向いてしまうイメージで扱いにくいと思っていたのですが、マーキンスの自由雲台は緩めてもガクガクせずにフレーミングの微調整がスムーズにでき、しっかりしめることで完全に固定するのですぐに慣れました。
まずは磐梯朝日国立公園内に位置するブナの森、温身平の駐車場をめざす前に途中の橋からの風景を撮影してみました。
オリンパス OM-D E-M1 Mark IIIにマーキンスの汎用型L-プレートセットPLV80170を取り付けています。 このL-プレートはとても薄くてカメラとのフォット感がとてもスマートです。
■ 清流を彩る
オリンパス OM-D E-M1 Mark III / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
F5.6 1/40秒 ISO200
写真家 喜多規子 作例1

雨が降った後の濡れた樹々の紅葉と渓谷の水の色にも透明感がありとても美しかったです。

そして縦位置に切り替えるのに便利なのが、このL-プレート。雲台の設定は変えずに、カメラを脱着するだけなので光軸も変わらず縦横の切り替えが瞬時に出来るのです。
また今回、望遠レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO と M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0 6.3 IS を持ってきましたが、どちらの三脚座にもレンズプレート PL-55 を取り付けてあります。

温身平の駐車場で見つけたこれから紅葉に向かう樹々。背景のすでに色づいた色彩に魅了されながらの撮影でした。
■ 色めく秋
オリンパス OM-D E-M1 Mark III / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
F4 1/80秒 ISO200
写真家 喜多規子 作例2
その後ようやく、温身平をめざして歩きます。 しばらく車1台ぐらい通れる程の車道を歩き、途中から森の中に入っていきます。
雨に濡れたブナの森はとてもみずみずしく、ちょうど紅葉もピークでした。
■ ブナの小径
オリンパス OM-D E-M1 Mark III / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
F5.6 1/20秒 ISO200
写真家 喜多規子 作例3
森の中にはお宝がたくさん溢れているので、キョロキョロ観察しながら見て歩きます。 足元や小さい風景にも自然と目がいき、水たまりに溜まった落ち葉の風景を発見しました。
このように俯瞰して撮影する時には、地面を真上から撮れるように三脚をセットするのですが、U字溝があるのでクイックシューを深く傾けることが簡単にできるのです。
■ 散りぬるを
オリンパス OM-D E-M1 Mark III / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
F8 1/30秒 ISO200
写真家 喜多規子 作例4

水溜りに落ちたばかりのブナの葉っぱの色も様々で、浮いている落ち葉の表面張力のテカリも綺麗に描写できました。

ブナの森の中ではカッコいい樹形を見つけると上を見上げて撮影することも多いのですが、残念ながら途中から雨がしとしとと降ってきてしまったので諦めて傘を差しながら歩いていると、岩の上に根っこを張って成長するブナの木を見つけました。ミドルアングルで三脚をセットし、主役のブナの根っこを画面いっぱいに、背景に森の雰囲気を覗かせてフレーミングしてみました。自然の生命力にはいつも驚かされます。
■ 岩を掴んで
オリンパス OM-D E-M1 Mark III / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
F8 1/40秒 ISO400
写真家 喜多規子 作例5
撮り歩きをしながらようやく目的地の温身平の終点に到着!
駐車場から出発する前に、ゲートにいた工事の監視員さんから、「昨日は飯豊連峰に雪が積もって良かったよ!」という話を聞いていたので、僅かに残っている雪山と紅葉のコラボを見ることができてラッキーでした。
■ 飯豊連峰を望む
オリンパス OM-D E-M1 Mark III / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
F8 1/100秒 ISO200
写真家 喜多規子 作例3
森に癒されること数時間後、先ほどまであった雪がこの雨で雪がどんどん溶けてしまい、やがて霧で山も見えなくなってしまいました。
このようにマーキンスのおかげで時間を忘れて森の中を彷徨うことができました。
今回実際にマーキンスを使ってみて、多くの写真家が絶賛する訳がよく分かりました。 だだ軽いだけではなく耐久性や操作性も優れているので、三脚撮影の際には良き相棒になりそうです。
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