晩秋の鉄道風景を追いかけて in 北海道

2019年10月23日~11月5日
鉄道写真家 長根広和
10月下旬になると、毎年無性に北海道へ行きたくなってしまいます。紅葉のハイシーズンが過ぎて晩秋、冬の入口の頃がとても好きなのです。願わくば雪景色も撮影したいとスタッドレスタイヤに履き替えて北海道行きのフェリーに乗船しました。

マーキンス雲台を使用して2年以上が経ちました。20年以上3ウェイ雲台派だった私ですが、今ではマーキンス自由雲台が最高の相棒となっています。とにかく、セッティングに時間がかからなくなりました。お恥ずかしい話ですが、アルカスイス互換のヘッドがこんなにも便利なものなのだと、マーキンスに出合ってから感動したのであります。

私のメイン機材はキヤノンEOS R。バッテリーグリップを装着しているのでLプレートは LC-R1G SET を使用しています。Lプレートは三脚座の付いていないレンズで縦構図にするときは欠かせないもの。カメラの操作系に全く影響のない設計なのでとても重宝しています。
マーキンス自由雲台
さて、たくさん撮影した中から2作品を紹介しましょう。まず、白波が打ち寄せる鉄道風景は根室本線の落石岬から。ここで狙いたいのは何と言ってもこの白波。さらに、夕陽に列車がギラリと輝く瞬間で捉えたいのです。このギラリのおおよその時期は頭にインプットされているので問題ないとして、悩ましいのは白波です。風速10mという天気予報を見て、小樽から根室まで大移動して大正解。予想通りの白波が待っていました。立っているのも大変な風でしたが、マーキンス自由雲台はカチッと構図を固定してくれました。
マーキンス自由雲台
キヤノン EOS R/EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM/マニュアル露出(F11、1/640秒)/ISO800/WB:太陽光
続いては鉄道ファンなら皆さんご存じの狩勝峠に挑む特急「スーパーとかち」です。晩秋の北海道が好きな理由の一つがこのカラマツの紅葉です。狩勝峠はずっと列車を追いながら数カ所で撮影ができます。それゆえ、ササッと構図チェンジをしながら撮り続けなければなりません。マーキンス自由雲台はリミットダイヤルでボールの重さを自分好みに変えることができるので、列車を追いかけつつ構図チェンジが必要な撮影には最高なのです。
マーキンス自由雲台
キヤノン EOS R/EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM/マニュアル露出(F10、1/500秒)/ISO800/WB:太陽光
マーキンス自由雲台
まだまだご覧いただきたい写真はいっぱいありますが、それはまたどこかで発表したいと思います。私自身もニヤニヤしてしまう写真は、すべてマーキンスがいい仕事をしてくれているからです。私と同じ「赤」マーキンスで鉄道撮影に出かけませんか?
鉄道写真家 長根広和
長根広和

1974年、神奈川県横浜市生まれ。鉄道写真家・真島満秀氏に師事。「青春18きっぷ」などの鉄道会社ビジュアルポスターや、カレンダー、時刻表表紙写真などを手がける。また、会員誌や鉄道誌での連載多数。車両そのものの機能美や力強さを表現した写真に定評がある一方、ドラマチックな鉄道風景写真にファンが多い。「列車の音が聞こえてくるような作品」がモットー。
日本写真家協会(JPS)会員
日本鉄道写真作家協会(JRPS)副会長

ウェブサイト: http://hirokazu-nagane.com/

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