マーキンス EOS R5 専用プレート インプレッション

2020年10月14日
写真家 GOTO AKI
2年前からEOS Rの専用プレート(PC-R1LC-R1)を使用してきた。その間特別なメンテナンスもせずコンディションが良かったこともあり、EOS R5が正式発表になった今年の7月以降、R5の専用プレートを早く手にしたいと期待して待っていた。

あれから2ヶ月、「発売日が10月2日に決定しました!」との一報を受け、早速送っていただいた EOS R5 専用カメラプレート(PC-R5)にサブプレート(LC-R5)を装着。満月の富士山周辺へ向かった。撮影日は10月2日、この夜は雲が多く満月が見えない時間が続いたが、夜中の2時頃、雲の隙間から妖艶な月光が湖に注ぎはじめて、撮影を開始した。
写真家 GOTO AKI
EOS R5 / RF 28-70mm F2 L USM / F11 30秒 ISO100
機材は現在2台のキヤノン EOS R5がメインカメラとなっている。この日使用したレンズは、RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USMとRF 28-70mm F2 L USMの二本。プレートはEOS R5 専用設計のカメラプレート(PC-R5)とサブプレート(LC-R5)の組み合わせである。
このサブプレート(LC-R5)の特徴は、カメラ背後の液晶モニターがプレートに干渉しないように設計されているので、バリアングルで自由に撮影ができる点である。プレートの穴は、指を入れればすぐにレンズ交換できるのもLC-R1と同様だ。すでに使い慣れているので驚くことはなかったが、安心感は相変わらず。道具が目立たないとことはプロにとって大切な要素だと思う。LC-R5PC-R5 の溝は角度が90度違うが、自由雲台を90度回転すればよく、これはすぐに使い慣れるだろう。この専用プレートはアルカスイスに準拠しているため、マーキンスの自由雲台はもちろんのこと、同規格のGITZOの雲台などにも綺麗にはまる。風景の撮影現場では複数の三脚を設置することも多いため、汎用性が高いプレート形状は現実的にとても使いやすい。
写真家 GOTO AKI
写真家 GOTO AKI
このほか、バルブ撮影などでレリーズを装着する時は、汎用サブプレートの LV-180 がコードの装着がしやすくおすすめである。また、望遠ズームで撮影する時は、VRホルダーでブレを防止している。
写真家 GOTO AKI
写真家 GOTO AKI
写真家 GOTO AKI
EOS R5 + RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + VR-ホルダー VR15J-LS
気づけば夜が明け、雲の上に富士山が姿を現した。稜線にピントを合わせ、VRホルダーに専用プレートをはめてのスローシャッター。
メインカメラとなったEOS R5に、今回マーキンスの専用プレートがパートナーとして新たに加わった。撮影機材は使い倒していくもの。次の撮影が今から楽しみだ。
写真家 GOTO AKI
EOS R5 / RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM / F16 60秒 ISO50
写真家 GOTO AKI
GOTO AKI
1972年川崎生まれ。1993年の世界一周の旅から現在まで56カ国を巡る。現在は日本各地の風景をモチーフに地球的な時間の流れをテーマにした作品制作に取り組んでいる。
2020年 日本写真協会賞新人賞受賞
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